「許さない」を卒業する

 

人は赤ちゃんの頃は

何をやっても拍手拍手

泣こうがワメき散らそうが

ヨシヨシしてもらえる

それがいつしか

あれはダメこれはダメ

そんなことをするなんてトンデモナイ

それが

ネットなどでの誹謗中傷に繋がってない?

有名人がちょっとイケナイとされることをすると

何だアイツあんなことするなんてトンデモナイって

 

すべてを許されていた赤ちゃん時代

それが

成長とともに「許さない」ことが増えていく

「許さない」をベースに作られた社会

何か生きにくい世の中じゃないのかなぁ

周り中「許さない」に囲まれて

イケナイことをする他人を「許さない」以前に

自分を「許せなく」なってることに気付かない

許せないのは倫理道徳だけじゃない

赤ちゃんの時は

泣いたりワメいたりが許されるのに

大人になるほど

そんなのは子供っぽい

何だアイツ子供みたいにピーピー泣いてってバカにされる

だから皆んな

ホンネを押さえ込もうとする

そんなの自分のホンネのはずがない

だって自分はもうオトナだから

でもね

ホンネはホンネであって

それは消えないんだよ

消えてないのに押さえ込んで

無かったことにする

無かったことにしても

無くなってないんだよ

それは自分にシカトすること

シカトされるとキズつくよね

そうやってココロのキズが蓄積していく

だから皆んな

年齢を重ねれば重ねるほど

病気が増えていく

「病は気から」って言葉は皆んな知ってるのに

本気で信じてる人は少ない

生老病死」の苦しみは変えられない?

昔はそう教えていたけど

本当ですか?

 

生まれるのは苦しみ?

私たちはこの世を楽しい所にするために皆んなで社会を日々作り変えてるんでしょ

 

老いるは苦しみ?

年齢を重ねるほどに自分が成長し

自分の大きさが大きくなり

「自分=皆んな」に近づくのが

年齢を重ねる醍醐味でしょ

 

病は苦しみ?

病気は生き直すチャンスを与えてくれてるだけ

無視してきたホンネの声を聴いてって

ホンネを常に大事にして

自分を大切に生きていれば

病気にはならないはず

病気になったとしても

病気になった自分を大切に讃美すれば

それは苦しみじゃないよね

 

死ぬは苦しみ?

人が亡くなるのは

自分のホンネが

生きるのはもういいや

と思った時

お葬式は人生の卒業式

死が突然やって来たように感じるのは

ホンネを無視した結果

ホンネの自分は先に分かっていて

納得して死を迎え入れてる

四苦八苦はマボロシ

もう昔の教えを

私たちは卒業する時を迎えているよ